2016年4月30日土曜日

年度末会




「今ごろ年度末?」
そうお思いの方も多いかとは思いますが
4月のある日 遅ればせの「年度末会」が行われました



普通は 
「一年間の労いの言葉と新たな年度への希望や抱負を伝えるには絶好な機会!」
なんでしょうが

でも! しかし! 

そんなことは いつもいつも言い続けています
だから 私は チラッとしか触れません

そんなことより 「取り巻く社会で現実にあること」を お話しました



「私たちが取り囲まれている現状と 私たちの現状」
これを伝えるだけで うちのスタッフは感じ取ってくれるし 考えてくれるはず…と 信じて

信じなければ 信じて貰えないですからね
当たり前なんだけど。。。


社会の移り変わりに押されて 縮小せざる得ない法人
入れ物はあっても 定員開設出来ない 新規法人・・・

そうした並みいる法人に囲まれて
  新規事業・スタッフ増員・新たなトライアル・人材育成・職員報酬アップ を
  進めているところなんて あまり聞かないかも? ですが

でも 今だからこそ やらねば!と思うのです

社会福祉法人法改正なんかにゃ 負けてらんない!

負けない体力は
   ・・・実は、大したことないのだけれど
「知恵と力」の結集 だもんね
負けない力を発揮するためにも 計画をしっかりと実践せねば ね!

ヒシッ~ みたいな挨拶で
   …あ そうか やっぱり普通にそんなもんかなぁ笑 …



と いうことで 年度末会でのスタッフへの挨拶は
  先日亡くなった 私の父を看ていただいたお礼…に終始

この一年間 
  通所リハビリ・訪問看護・訪問リハビリ・短期入所 と
  本当によく支援をしていただきました

父はついに入院しても 娘と孫の介助でトイレへ行けていました
寝たきりなんかにはなりませんでした
うちのゲストのみなさんと一緒です
褥瘡とも無縁
感謝しかない!!

その気持ちを スタッフへ伝えました
「ありがとう!」 

そして ひとりひとりの「命の重さ」に 今以上に目を向けてほしい
死に臨む仕事だからこそ 死が当たり前になってはいけない
死は 誰にでも訪れることで 私たちもいずれそこに辿り着くのだけれども
  当たり前になってはいけない

その人の生活背景・社会背景があったこと 
その人の経験値や積み重なっているナレッジに 
  敬意をもって臨まなくてはいけないのでないか…ということ

そして 「死」とは 「二度とその人には会えないこと」 だとも 伝えました

まぁ かなり根源的な話になってしまったけど
  年に一回くらいは こうした話をすることって 必要だと思うんですよね


 
私は 父を通して 今ある介護保険のシステムを
  家族の立場から体験することができました

介護保険については なんだかんだ言われることが多いけれど
  このシステム きちんと機能していれば こんなに素晴らしいシステムはない と感じました

しかも これだけ要介護高齢者が多いのになぁ・・・とか
そんな話も 念頭にはあったのだけれど。。。
これは 今回 話しませんでした

また 何かの折に…と


新しいトライアルが 次から次へと
私に残された時間で間に合うのかなぁ。。。 なんて
これは とりとめない私の雑感でござんした



年度末会 幹事さんは大変だろうに
それでも 忙しい中準備してくれて 感謝!!
こうした楽しみも 大切ですからね